巻機山

2022年8月3日(天候:曇り時々雨、人数:4名)
桜坂駐車場(8:00)→ 五合目(9:20)→ ブナ林(9:40)→ 八合目(12:00)→ 九合目・ニセ巻機山(12:25)→ 避難小屋 → 巻機山(13:30)→ ブナ林(16:30)→ 桜坂駐車場(18:20)

五合目辺りから、真っすぐにすらっと伸びたブナ林の林立の美しさには感動する。六合目辺りで、左側奥に急峻な天狗岩が見えてくる。圧巻の眺めで、若かったらここを登攀して巻機山頂へ行きたくなるような岩だ。しばらく進むと小雨となり雨具を付けての登りとなる。八合目では、業者が数人で登山道の整備をしていた。ガスっていて見通しは効かない。ニセ巻機山から少し下ると避難小屋となり小休止、発電機等があり業者はここで寝泊りして整備工事をしているようだ。山頂目指して進む。ニッコウキスゲの時期は過ぎているが、残って咲いているものも散見され癒される。巻機山頂に到着したが、残念ながらガスっていて展望はなし。帰路、メンバーが膝をひねって痛めてしまい心配したが、時間をかけてゆっくりと下って駐車場に到着。

天狗岩・烏帽子岳(西上州)

2022年5月5日(天候:晴、人数:4名)
天狗岩登山口(7:20)→ 避難小屋(7:50)→ 天狗岩(8:40)→ シラケ山(9:30)→ 烏帽子岳(11:30)→ マル(12:00)→ 避難小屋(14:20)→ 天狗岩登山口(14:50)

天気にも恵まれ新緑の中を登り始める。二輪草群生地を通ったがよくわからなかった。上部の木々はまだ葉がついてなく見通しも良い。アカヤシオの時期は過ぎていたが、山頂付近には多少残っていた。烏帽子岳へは、行きは岩稜ルート、帰りは横道ルートを選択。天狗岩、烏帽子岳ともに展望は抜群。

立岩・荒船山(西上州)

2021年11月27日(天候:晴、人数:4名)
線ヶ滝駐車場(7:20)→ ルンゼ(8:20)→ 立岩(9:15)→ 荒船山・毛無岩分岐(10:45)→ 経塚山(11:30)→ 星尾峠(12:05)→ (大休止)→ 威怒牟畿不動(14:45)→ 線ヶ滝駐車場(15:50)

線ヶ滝駐車場にあったのは1台だけ。土曜日でも西上州は静かだ。ルンゼは崩れやすいので落石に注意して登る。ルンゼを詰めた所から左上する鎖場は幅が狭いがスタンスはしっかりしている。慎重に登る。鞍部にでたところで、東立岩には行かず西立岩へ進み、駐車場から2時間程で山頂に到着。山頂には荒船山から来たという二人グループがいた。西面を巻いたり、立っている10メートル程の鎖場、威怒牟畿不動への下降点を過ぎ、毛無岩への分岐に到着。右の踏み跡は以前に行った毛無岩へ行くが、今回は荒船山目指して左へ進む。経塚山山頂とその北側には、風に吹かれて落ちて来ると痛い程の樹氷がついていた。経塚山へは、艫岩方面から多くの若い登山者が登って来る。静かな立岩側とは全く違う世界。艫岩方面へは行かず星尾峠に下り、威怒牟畿不動を目指す。途中でコンロ等出して大休止する。威怒牟畿不動に立ち寄り下山する。立岩方面から登ったのは、我々以外は、先に駐車してあった1名のみのようだった。風花、樹氷、林立する岩峰、変化に富んだルート、威怒牟畿不動、人の少ない静かな山行、下山後の荒船の湯、西上州の良さをあらためて実感。

越後駒ケ岳

2021年10月16日(天候:晴時々曇り、人数:4名)

枝折峠(7:00)→ 明神峠(7:40)→ 小倉山(9:30)→ 百草ノ池(10:40)→ 駒の小屋(11:40)→ 越後駒ケ岳(12:15)→ 枝折峠(17:05)

枝折峠駐車場に車を置いて出発。すぐに降りてくる人に数人出会ったが、滝雲・雲海の見学、写真撮影の人だった。ビューポイントの看板が2か所程あり、雲海はあったが、滝雲は出ていなかった。やがて、枝折大明神の小祠が現れその先に明神峠の道標がある。所々木道があり歩きやすい。道行山山頂に寄り道、展望抜群、紅葉の先に銀山平と奥只見湖の湖面が見える。小倉山に到着、駒の湯方面は吊り橋が落ちているため通行禁止との看板あり。小倉山から先は紅葉の中を進む、ナナカマドの葉、実の濃い赤がひときは目を引く。メンバーの一人が太ももが攣ってしまい、百草ノ池に2名残し、他の2名で山頂を目指す。駒の小屋の下部は岩場となり慎重に登る。駒の小屋から直進し、中ノ岳への縦走路に出て、右へゆるやかに登りで山頂に到達。山頂からは360度の大展望が広がる。中ノ岳、八海山、荒沢岳は山頂付近に雲がかかっていたが、各山のスケールの大きさを実感。下山は、駒の小屋下の岩場は、こけたら命がないので、さらに慎重に下る。百草ノ池で残留メンバーと合流しコンロ等出し食事。太ももの攣りは、解消したようでほっとする。小倉山からは何度も登り下りがあり、意外と長く感じられる。暗くなる直前に枝折峠に到着。全員で登頂できなかったのは残念だったが、比較的天気にも恵まれ、紅葉の山を堪能し、全員無事に下山できたのは良かった。

平標山・仙ノ倉山

2021年8月4日(天候:晴、人数:3名)

元橋駐車場(7:20)→ 鉄塔(8:35)→ 松手山(9:36)→ 平標山(11:45)→ 仙ノ倉山(12:50)→ 平標山(13:55)→ 平標山ノ家(15:15)→ 岩魚沢林道(16:25)→ 元橋駐車場(17:35)

元橋駐車場は広く、また花の時期過ぎているので車を置く場所に困ることはないが、アブが多い。花の名前はわからないが、帰ってから調べればと思って、写真を撮りながら進む(しかし、結局帰ってからも調べず)。ルートは、木道や木の階段が延々と続き歩きやすいが、筋肉への負担は大きい。整備の労力はたいへんなものだったと思われる。感謝したい。松手山から平標山、仙ノ倉山、平標山ノ家までは、視界が開け気持ち良い。平標山ノ家では水の補給ができた。岩魚沢林道は1時間程かかるが、林道まで降りれば、暗くなったとしても、山道よりは安心なので、下山で使った。元橋駐車場に戻って来た時にはアブはいなくなっていた。

裏妙義

2021年6月2日(天候:曇り、人数:3名)

国民宿舎裏妙義跡(7:00)→ 炭焼窯(8:30)→ 丁須の頭(9:50)→ チムニー(10:40)→ 赤岩道標(11:08)→ 三方境(13:06)→ 国民宿舎裏妙義跡(15:05)

国民宿舎裏妙義跡の駐車場に車を置いて出発。籠沢沿いの道を進むが、知らぬ間にヒルが腕や靴周りについて来る。手首についたヒルは気が付き、棒切れではがそうとしたが、ひっついていて、なかなかはがれず苦労した。血を吸われるまでは行かなかったが跡がヒリヒリチクチクした。やがて鎖が付けられたルンゼを登り、籠沢のコルに出る。ここから、左に回り込むようにして進むと丁須の頭の基部に出る、鎖で上の基部、さらにその上の肩まで登る。肩まで来ると頭までは4,5メートルほどと近いがハングしており、頭までは危ないので止めた。縦走路に戻る。20メートルのチムニーは鎖があるが、上部10メートル程は垂直なので、1名にはロープで確保しながら下降してもらった。赤岩の岩壁のトラバースは、鎖がついているが、足場が外傾した細い場所もあり、慎重に進む。やがて三方境に至り、巡視道を出発点まで戻る。巡視道はいくつもの沢筋を横切る。途中のどこかでヒルが靴周りにかなり付いてしまい、靴を脱ぐ時に気が付き苦労した。ヒルを除き、鎖場が連続するスリルと展望、変化に富んだ楽しいルートだった(初心者は経験者の同行がない場合入らない方がよい)。

赤岩尾根(両神山系)

2021年4月28日(天候:曇り、人数:4名)

ニッチツ鉱山(6:48)→ 赤岩峠(8:09)→ 赤岩岳(8:59)→ 前衛峰(10:54)→ 1583峰基部(11:43)→ 1583峰山頂(13:20)→ キレット(14:30)→ チムニー(15:06)→ P2(15:14)→ 八丁峠(16:20~16:45)→ ニッチツ鉱山(18:20)

昨年の12月と同様に、赤岩橋手前の路肩に駐車して出発。12月の時より落ち葉が掃けており比較的楽に赤岩峠に到着。ここでヘルメットやハーネスを付ける。ルンゼを登りコルに出て北稜から急傾斜の北斜面を登り赤岩岳に出る。しばらく尾根歩きが続きやがて1583前衛峰基部に出る。左側に巻くルートがあったが、ザイルを出して直登ルートを選択。ザイル1本を使用しスタカットで4名が登るので時間がかかる。1583峰が見えて来た。その後、4,5メートルほどの垂壁は懸垂で降りる。1583峰は、残置ロープのある壁を直上し、右側の斜面を右上してその後、ピンクのリボンを目指し直上する。45メートルザイル1本と引き戻し用の20メートル細引きを繋げて、3ピッチで登る(後続のために最長でも30メートル位しか伸ばせない)。メンバーはロープワークにあまり慣れておらず、時間をかけて慎重に登る。以後は、小ピークの上り下りや巻き道を繰り返し、キレット、チムニー(登らず右斜面を巻いた)を過ぎP2に至る。時間もなくなってきたので、最後のP1は登らず右斜面を巻く。やがて八丁峠に至り一般道を下り林道に出てニッチツ鉱山の赤岩橋に戻る。前衛峰と1583峰が核心部、ただし巻道にしても傾斜が急で滑ったら助からない箇所が多く気は抜けない。その分充実した山行になる。なお、一般登山者は岩稜経験者の同行なくして入ってはいけないルート。

赤岩岳・大ナゲシ(西上州)

2020年12月26日(天候:快晴、積雪なし、人数:4名)
ニッチツ鉱山(8:00)→ 赤岩峠(9:30)→ 赤岩岳(10:35)→ 赤岩峠(11:40)→ 大ナゲシ(13:15)→ 赤岩峠(15:15)→ ニッチツ鉱山(16:30)

赤岩橋手前の路肩に駐車して出発。住宅廃墟の前を通り「右 群馬懸上野村ニ至ル」の石標に従って進む。見上げると赤岩岳の岩壁が朝日を浴びて明るく輝いている。明るく開けた落ち葉いっぱいの急傾斜地を詰めて赤岩峠に到着。右に進みルンゼを詰めるとコルに出る。左側のピナクルに登った後、コルに戻りちょっとした岩稜を登り、樹林帯の急な踏み跡をたどり、赤岩岳山頂に出る。下りは、コル手前の岩稜で安全のためロープを出して確保しながらコルまで下降。ルンゼを下り赤岩峠に戻り、大ナゲシを目指す。大ナゲシの下部岩稜は、左側の外傾バンドルートを選択。回り込んだ所で直登になり後ろが切れていて緊張する(ロープで確保した方がよかったかも)。クサリがある5メートル程の上部岩壁を登り山頂に立つ。下りは、上部岩壁、下部岩壁(下りは直登ルートを選択)共に、クサリや固定ロープがあるが垂直なので、念のためロープを出して確保しながら下降。再び赤岩峠に戻り、ニッチツ鉱山へ下山する。

三笠山(西上州 諏訪山前衛)

2020年11月2日
浜平(7:30)→ 湯ノ沢の頭(9:50)→ 弘法小屋(10:40)→ 三笠山(11:40)→ 浜平(16:00)

林道わきの広い駐車場に車を置いて出発。湯ノ沢沿いを何度か渡渉を繰り返し進み尾根上に出て左に進むと、直ぐ湯ノ沢の頭に着く。左から楢原からの道と合する。赤や黄色の紅葉に染まり切った中を稜線や、稜線を左に巻いたり、右に巻いたり、梯子やクサリ場を越えながら進み三笠山(ヤツウチグラ)に到着。特徴的な山容の天丸山や両神山が見える。当初予定の諏訪山まではもう一息だったが、小さな雨粒が落ちて来た。諏訪山まで行くことは止めて三笠山までとし、来た道を下山。諏訪山まで行けなかったのは残念だったが、素晴らしい紅葉の山を満喫した、静か(他の登山者は皆無)で充実した山行だった。

日光白根山

2020年8月5日
金精峠登山口(6:30) → 金精峠(7:05) → 金精山(8:05) → 国境平(8:40) → 五色山(9:20) → 弥陀ヶ池(10:40) → 白根山(12:15) → 五色沼(14:00) → 菅沼登山口(16:30)

沼田側から金精トンネルを抜けた右側の駐車場に車を置いて出発。金精峠までは急登が続く。金精山への登りは、右側が切れ落ちている箇所が多く滑ったらまず止まらず、気が抜けない。五色山まで来ると、目の前には白根山の大きな山容、眼下には五色沼、その左上には赤い屋根の避難小屋が見える。五色沼は白根山の影の部分は濃い緑、その他は薄い緑色をしている。弥陀ヶ池からは、白根山への本格的な登りが始まるが、火山だけあって、岩や石がゴロゴロしていて、所々急登もあり、落石に注意して登る。標識のある山頂は広くない。残念ながらガスもかかっており遠望も効かなかったが、山頂を踏めた満足感を十分味わう。下山は、避難小屋を経由してまず五色沼へ降りる。この下りは、弥陀ヶ池からの登りを下るよりも、ずっと穏やか。途中、トンボが一杯飛んでいた。五色沼で大休止。山頂の賑わいとは違って、自分たち以外誰もいない至福のひと時を過ごす。弥陀ヶ池まで登り返して、時間、疲労、リスク(道が悪い&かなりの登下降あり)を考えて、金精峠方面へは戻らず、菅沼登山口へ下山した。その後、道路を歩いて金精トンネルを抜けて車を回収。